歯周スペシャリスト
PERIODONTAL
こまめに歯医者さんに行けば大丈夫?
歯周病という病気はテレビのコマーシャル、もしくは新聞、雑誌で聞いたことがありませんか?
歯科医院に通う患者さまの多くは、「こまめに歯医者さんに行って、歯の掃除をしてもらっていれば歯周病は大丈夫」と思われているような気がします。
そもそも歯周病とは?
歯を支えている歯周組織の炎症なのでそのまま歯周病と言いますが、歯の周りの骨がなくなる骨の病気と思っている方もいらっしゃいます。
正確に言いますと、それは違います。
歯周組織とは歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨を言い、この全ての組織が炎症を起こし、その結果歯槽骨(歯の周りを支える骨)が喪失していく進行が遅い慢性疾患とも言えます。
加齢と共に進行していく、自覚症状がほとんどない病気の上、一度罹ってしまいますと完全に治癒することはありません。
(ごく一部の方には急速に進行していく歯周病の方もいらっしゃいます。)
そして歯を失う原因の1番が歯周病です。
日本人の50歳以上の方の約9割の方が歯周病患者と推定されますが、歯周病治療の先進国である北欧のスウェーデンでは1割の方のみが歯周病患者と聞き及んでいます。
この違いはなんでしょうか?
なぜ歯周病の方は多いの?
日本では歯科医院がコンビニより多いといわれますが、その割に歯周病の方が多いのはなぜでしょう?
歯科医師によっても自身の得意とする分野があり、口の中のことなら歯医者さんに行けば全部なんとかなる、といったものでもありません。
例えば、下の親知らずの歯を抜くとき、大きな病院の口腔外科に紹介されたり、矯正の場合は矯正専門医にかかったりしますよね。
同じように各専門とする分野があります。
歯周病を学んで
私は大学卒業後より歯周病という歯を失う最大の原因の病気に興味を持ち、一般診療の傍ら歯周病について勉強してまいりました。
念願かなって、平成21年より東京日比谷にてご活躍されております
スウェーデン デンタルセンターの弘岡 秀明先生のご指導を頂き、より深く歯周病について学ぶことができました。
一度罹ってしまうと治らない歯周病も現状を維持し、進行をくいとめることができるのだと、実感しております。
それは、私たち歯科医師、歯科衛生士の治療、そして患者様の治そうとする気持ちがあって初めて成功する治療です
お一人では治せない病気です。
勤務医の時より歯周病患者さまに接してまいりましたが、今回開業にあたり、より歯周病の患者さまと向き合い、寄り添った診療を歯周病専門医として携わっていきたいと思っております。
歯を失う原因ナンバーワンの歯周病。是非、歯を1本でも失いたくないのでしたら、さよこ歯科にお越しくださいませ。